
スライダーの値が大きくなるほど、高い音と低い音の周波数差が大きくなります。周波数差が小さいときは、ひとつのメロディー(馬の駆け足)に聞こえやすく、周波数差が大きくなると、ふたつの流れに分かれやすくなります。このように、音がいくつかのまとまりに分かれて聞こえることを「音脈分凝」と呼びます。
日常生活では、さまざまな音が入り交じった環境の中で、それぞれの音を聞き分けなければなりません。その際、脳は、「ひとつの音源であれば、短時間内に周波数成分が大きく変化する可能性は低い」という暗黙の前提を用いているのです。
(『音のイリュージョン』p.39-40)
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【参考文献】
- 「音のイリュージョン ― 知覚を生み出す脳の戦略 ―」 柏野牧夫著 岩波書店 2010年




