
Aでは、雑音の部分の音声はBとまったく同じように削除されていますが、音素修復が生じて、文章がなめらかにつながって聞こえます。こうなると、どの部分が削除されているのかを当てるのは非常に困難になります(正解は「電話」のdのあたり)。一方雑音が挿入されていないと、どの部分が削除されているか容易にわかります。
ひとまとまりの音の中でのタイミングはきわめて正確に判断できますが、声と雑音のように無関係の音の間でのタイミング判断は困難なのです。
(『音のイリュージョン』p.65-66)
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【参考文献】
- 「音のイリュージョン ― 知覚を生み出す脳の戦略 ―」 柏野牧夫著 岩波書店 2010年




