
オーストリアの物理学者エルンスト・マッハが100年以上前に報告した錯視です。画面の中心部分が盛り上がっているように見えます。しかし実際に描かれているは、そのような複雑な図形ではありません。明るさが下の図のように変化しているだけなのです。

左側のエッジ部分、つまり一定だった明るさが徐々に低下する部分では、実際よりも明るく見えます。逆に、右側のエッジ部分、つまり明るさの低下が終わり一定になる部分では、実際よりも暗く見えます。これがマッハバンドです。マッハバンドは、「明るさの対比」で解説した側抑制(そくよくせい)のメカニズムにより生じると考えられています。
右上の「すすむ」ボタンを押すと、次の画面に進みます。下の図のように、明るさを三段階で変化させています。ここでもきれいなマッハバンドを観察することができます。

マッハバンドのように、エッジにおいて見かけの明るさが変わる現象は、「シェブルール錯視」や「ヴァザレリ錯視」で観察することができます。
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【参考文献】
- Ratliff, F., Milkman, N., & Bennert, N. (1983) Attenuation of Mach bands by adjacent stimuli. PNAs, 80, 4554–4558.




