ATP受容体の模式図およびAFM像。 ATP受容体の構造変化観察。

 

高速原子間力顕微鏡によるATP受容体の動的構造解析
 

細胞内に存在する「受容体」と呼ばれるタンパク質の機能はホルモンなどの化学物質が受容体に結合することで起こる構造変化によって発揮される。例えば、受容体のうち、イオンチャネルと呼ばれるタイプの場合は化学物質が結合すると穴が開き、その中をイオンが通過することで機能を発揮する。原子間力顕微鏡(AFM)を用いて、痛み感覚に関係するアデノシン三リン酸(ATP)受容体の表面構造および刺激に伴う構造変化の観察を行った(20ページ)。



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