まえがき

平成11年1月、NTTの会社再編成に向けて研究所の構成は大きく変化し、 ハード系の基礎研究部門はNTT物性科学基礎研究所として、新たな組織により再出発することになりました。 本活動報告は、これまで毎年発行してきました「NTT基礎研究所の研究活動」の内容を継承し、 「NTT物性科学基礎研究所の研究活動(Volume9)」として、ハード系基礎研究部門の平成10年度の研究活動をまとめたものです。

NTT物性科学基礎研究所では、約100名の研究者が革新的な原理や概念の創出、 新しい現象や物質の発見を目指して研究を続けております。私共の使命は、このような研究を通じて、 NTTはもとより、未来の社会に役立つような科学技術の発展に貢献することと考えております。この使命のもとに、 現在以下のような4分野にわたって研究を行っています。

○デバイス物理
○機能物質科学
○量子電子物性
○量子光学&光物性

本冊子は、このような4分野について、最新成果と研究活動を紹介しております。また、インターネットのホームページ(http://www.brl.ntt.co.jp)におきましても積極的な情報発信につとめておりますので、併せてご覧いただければ幸いです。この小冊子が、国内外の研究者との交流の一助になり、相互の理解が一層深まることを念じております。

平成11年8月
 (石原 直)
物性科学基礎研究所長
〒243-0198 厚木市森の里若宮3−1
電話  :046-240-3300
FAX  :046-270-2358
E-mail :ishihara@will.brl.ntt.co.jp

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