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人間情報研究部とは
明日の社会を支える新しい情報通信技術を創り出していくためには、技術革新をおこすような斬新な発想とともに、人間に対する深い理解と洞察が必要になります。なぜなら,新しい技術でどんなにすばらしい性能をもった道具ができても、その道具を使うのは、所詮、私たち人間にほかならないからです。
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部では、情報科学、心理物理学、脳神経科学という3つの切り口から、人間の五感や知覚の仕組み、情動の働き、運動の仕組みなど、人間の頭や体の中で情報がどのように処理されているのかを調べています。そしてそこから得られた新しい発見は、新しい情報技術を創り出すときのヒントにもなっています。 私たちがものを視たり、聴いたり、あるいは触ったりしたときに、私たちの頭や体の中ではどんなことが起こっているのでしょうか? 私たちが何かを知覚するとはどういうことなのでしょうか?例えば、時間を知覚するとはどういうことでしょうか? 私たちが嬉しい、悲しいなどの気持ちを感じるとき、私たちの頭や体の中ではどんなことが起こっているのでしょうか?また、私たちはどのようにして相手の気持ちを察することができるのでしょうか? 私たちは、ごく自然に歩いたり、物をつかんだりしますが、その背後にはどんな仕組みが隠されているのでしょうか? こうした人間についての謎を一つ一つ明らかにして、それを明日の技術の中に活かしていくこと、それが人間情報研究部のミッションです。世界中からトップクラスの研究者が集まり、日夜議論を重ね、新しい発見と着想が次々と生まれる、そんな知的風土を醸成していきたいと考えています。 感覚情動研究グループ
見る、聞く、触るといった感覚や、快不快や喜怒哀楽などの感情は、日常生活でごくあたりまえのように体験されます。しかしその背後では、脳における高度な情報処理や身体各部の変化など、意識にのぼらない膨大で複雑なプロセスが動いています。私たちは、このような情報処理を行う脳のメカニズムの解明を目指して、心理物理学、神経生理学、計算モデル、実体モデルなどのさまざまな角度から総合的に研究を進めています。高品質で使いやすい五感情報通信技術は、人間の五感を深く理解することなしには実現しえない。私たちはそう考えています。
グループリーダー 柏野 牧夫
感覚運動研究グループ脳は視覚や触覚、筋に埋め込まれたセンサーなどからの情報をどのように使って外界を表現し、また手や足、口、目を動かしているのでしょうか?感覚情報にちょっとした細工をすると、知覚や運動に不思議な影響が現れます。それらの現象は時には意識にも上るときもあれば、気づかずに起こることもあります。私たちは、これらの現象を深く調べ、脳が外界とインタラクションするために行っている感覚運動情報処理を解明し、またそれを応用して新しいインタフェースを創出する基盤を築くことを目指しています。
グループリーダー 五味 裕章
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