コースE:次世代情報通信を担う先端光デバイス技術
担当研究所:フォトニクス研究所
所要時間:約40分
13:50、14:30の計2回ございます。
概略
光の波長を自在に変換する-擬似位相整合LiNbO3導波路を用いた波長変換技術-

NTTでは、周期分極反転LiNbO3(PPLN)導波路を用いた波長変換素子の研究を進めています。この素子は非線形光学効果を用いて2つの半導体レーザの波長を混合することにより、高い効率で新たな波長に変換することが可能になります。この効果を用いて波長多重された通信波長帯の信号波長群を一括して変換したり、通信用半導体レーザの波長変換により従来発生が難しかった波長の光源を実現するなどの試みを行っています。ここでは、波長変換素子を用いた波長群の一括変換や波長変換を用いた中赤外光源によるCO2の高感度ガスセンシングのデモンストレーションをご覧いただきます。

電気を光に変換!-クリーンルーム見学-

皆様のご家庭に、光がつながり、多くの情報がとどくようになりました。この光通信を支えるデバイス技術の一つとして、半導体レーザがあります。半導体レーザは電気信号を光信号に変換するデバイスですが、1mm以下の半導体に複雑な構造を有した超精密部品です。この超精密部品を作製するためには、クリーンな環境下で、結晶を作製し、加工し、組み立てる技術が必要です。このツアーでは、これらの加工作業が行われているクリーンルームと半導体微細加工を実現する多くの装置をご覧頂きます。