
アメリカの心理学者シェパードが、「テーブルを回転させる」という題で発表した錯視図形です。とてもシンプルな図形ですが、その効果には驚くべきものがあります。テーブルの天板は左右で同じなのですが、大きく異なって見えます。「すすむ」ボタンをクリックして、次の画像を見てみましょう。ここでは、テーブルクロスをマウスでドラッグして、移動することができます。これなら、二つの天板が同じ大きさ・形だと確認できますね。しかし、これでも納得されないかもしれません。というのも、テーブルクロスの模様ですら、左の天板に置く場合と、右の天板に置く場合で違っているように見えるからです。この錯視がとても強力である証拠です。
錯視が生じる原因は、テーブルの脚がもたらす三次元的な奥行き感にあります。左右で奥行き感は異なりますから、それにつられて天板の形状が全く違って見えるのです。視覚システムにより推定された三次元世界の中で、大きさや形が判断されているということから、この錯視は、「大きさの恒常性」や「ポンゾ錯視」と似ているといえます。
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【参考文献】
- 「だまされる目-錯視のマジック-」(子供の科学サイエンスブックス) 竹内龍人 誠文堂新光社 2009年




