第3回アドバイザリボード
2005年1月25-27日の3日間、物性科学基礎研究所の外部評価委員会である「アドバイザリーボード」を開催しました。外部評価の導入により、客観的かつ時代に即応した適切な研究所の運営を目指して2001年に開始されたアドバイザリボードも、今回で3回目を迎えました。今回は、第1回、第2回のボードでお世話になったボードメンバの先生方のうち約半数を、新しいメンバに交代して頂きました。新しいメンバからの意見も取り入れることにより、研究内容と研究マネジメントについて有益な提言を数多く頂きました。研究のレベルについては、概ね高い評価を頂き、今後も質の高い研究を世界に向け発信していく重要性を再認識しました。それと同時に、世界のCOEとしての地位を維持していくために、ヒューマンリソース確保、技術の継承、内部交流・外部交流の強化など、いくつかの改善点をご指摘いただきました。頂いた提言を、今後の研究所運営に役立てていきます。
3回目となる今回のボードの運営の特色として、若手研究者とボードメンバが触れ合う機会を増やすこととしました。若手研究者との意見交換会を開催したほか、ラボツアーの説明員をできるだけ若手の研究者としました。ボードの先生方にも、物性科学基礎研究所の若い力を見ることができたと大変好評を博しました。また、研究所の所員も世界の著名な先生方との交流を深めることができました。次回の開催は、1年半後を予定しております。
Prof. Altshuler |
Princeton U |
凝縮系物理 |
Prof. Devoret |
Yale U |
メゾスコピック物理 |
Prof. Haroche |
Ecole Normale |
量子光学 |
Prof. Jonson |
Chalmers UT |
物性理論 |
Prof. Leggett |
U Illinois |
低温物性理論 |
Prof. Mooij |
Delft UT |
超伝導量子物理 |
Prof. Ploog |
Paul-Drude-Inst. |
半導体結晶成長 |
Prof. Ryan |
U Oxford |
ナノバイオ |
Prof. von Klitzing |
Max-Planck-Inst. |
半導体量子電子物性 |
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