第4回アドバイザリボード

 2007年2月6日から8日の3日間、物性科学基礎研究所のアドバイザリボード会議を開催しました。この会議は、研究成果ならびに研究計画を客観的に評価して研究マネージメントに反映させるために設置されました。最初の会議は2001年に開催され、その後1年半ごとに開催され、今回は第4回目です。今回の会議では、1名の新しいメンバをお迎えしました。
 3日間の会議で、研究成果ならびに研究マネージメントに関し、貴重な提案と助言をいただきました。研究レベルは、以前と同様に世界的にハイレベルで、これを今後も維持し、成果をタイムリーに世界に向けて発信することが重要であるとのコメントをいただきました。また、人的リソース・研究予算の安定的な確保や、内外の研究協力の強化など、いくつかの改善点をご指摘いただきました。いただいた提言を、今後の研究所運営に積極的に活用していきます。
 今回のボードでは、研究所の若手研究者ならびにNTT幹部とボードメンバとの意見交換の場を設けました。ボードメンバは、若手研究者の研究に対する意欲を直接感じることができ、また若手研究者は、著名な先生の研究に対する取り組み方を知ることができたとして好評を博しました。NTT幹部との意見交換会では、内外の研究状況を鑑みた研究所運営について議論するよい機会となりました。次回の開催は、1年半後を予定しております。
 

Board members   Affiliations   Research fields
Prof. Abstreiter
Prof. Altshuler
Prof. Haroche
Prof. Jonson
Prof. Leggett
Prof. Mooij
Prof. Ryan
Prof. von Klitzing 
  Walter Shottky
Columbia Univ.
Ecole Normale
Chalmers UT
Univ. Illinois
Delft UT
Univ. Oxford
Max-Planck-Inst. 
  低次元半導体物理
凝縮系物理
量子光学
物性理論
低温物性理論
超伝導量子物理
ナノバイオ
半導体量子電子物性 
 

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