サイエンスプラザ2007
 

 2007年11月22日(木)にNTT厚木研究開発センタにおいて、NTT物性科学基礎研究所の公開イベント「サイエンスプラザ2007」を“ナノサイエンスが拓く量子の世界”と題して開催しました。本イベントは、最新の研究成果について、内外の方々に広く紹介するとともに、ディスカッションを通して様々なご意見をいただくことを目的としています。
 講堂において行われた講演会の午前の部では、湯本所長による開会の挨拶に続き、各研究部の部長から研究方針と展示ポスターの概要説明を行いました。午後の部では、物性科学基礎研究所の特別研究員2名によるシンポジウム講演会を開き、「単一電子状態の制御と観測」(藤澤利正 特別研究員)、「シリコンナノデバイスによる単電子制御」(藤原 聡 特別研究員)の演題で講演を行いました。いずれの講演会も盛況で、講演後には熱心な質疑応答が行われました。
 ポスター展示では、今回、フォトニクス研究所とマイクロシステムインテグレーション研究所の成果4件も含め、計34件、最新の研究成果について紹介しました。研究の概要から、そのオリジナリティやインパクト、今後の展望を詳しく説明するとともに、研究内容についてかなり突っ込んだディスカッションも行われ、多くの有意義なご意見を頂きました。毎年大変ご好評を戴いている「ラボツアー」については、今回は4つの見学項目についてそれぞれ5回実施し、できるだけ多くの方に参加していただけるよう配慮しました。また、今回は初の試みとして、就職に興味のある学生の方を対象とした就職説明コーナーを開設しました。全ての講演・展示・公開・説明会を終えた後、夕刻からは社内食堂にて「懇親会」を行い、ご来場いただいた方々と親交を深めることで有意義なディスカッションの場となりました。
 大学等研究機関・一般企業・NTTグループの方々など、200名を超える方々に参加いただき、お陰様を持ちまして、盛況のうちに終了することができました。ご来場いただきました方々には、心より感謝申し上げます。今後も、ポスター展示、ラボツアー等でいただいディスカッションや、アンケートに寄せられた様々なご意見にお応えできるよう、先進的な研究に精力的に取り組み続けていきます。
 


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