4種類のナノチューブ構造の展開図上に描いた
励起子波動関数の分布

 

人為構造における励起子のトポロジー

 

ナノチューブ構造中の励起子が、ナノチューブのサイズに依存して多彩なトポロジー状態を取ることを理論計算により示した。この現象は励起子自身が持つ特徴的なサイズと構造のサイズとの関係によって、境界条件が励起子に及ぼす影響が異なることによるものである。さらに、チューブサイズを固定してもチューブ内外を埋める障壁材料の誘電率制御によって励起子波動関数のトポロジー転移が実現できることも示した(35ページ)。


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