サイエンスプラザ2008

 2008年11月21日(金)にNTT厚木研究開発センタにおいて、“ナノサイエンスが拓く量子の世界”と題した物性科学基礎研究所の公開イベント「サイエンスプラザ2008」を開催しました。本イベントは、研究所の最新の研究成果について内外の方々に広く紹介するとともに、皆様との有意義な議論の場とすることを目的としています。
 講堂において行われた講演会の午前の部では、湯本所長による開会の挨拶、各研究部 長による研究方針と展示ポスターの概要の説明に続き、フォトニックナノ構造制御研究グ ループリーダの納富雅也特別研究員によるシンポジウム講演会「光を止める、閉じ込める〜フォトニック結晶による光制御〜」を行いました。午後の部では、豊田工業大学副学長榊裕之先生に「ナノ空間の量子物理と21世紀の世界〜これからの学術・技術のあり方を考える〜」と題した特別講演を行って頂きました。講演後には熱心な質問が多数寄せられてい ました。
 ポスター展示では、フォトニクス研究所の9件とマイクロシステムインテグレーション研究 所の7件も含め、計48件の最新の研究成果について紹介しました。研究の概要から、そのオリジナリティやインパクト、今後の展望を詳しく説明するとともに、研究内容についてかな り突っ込んだ議論も行われ、多くの貴重なご意見を頂きました。毎年大変好評の「ラボツアー」については、できるだけ多くの方に参加して頂けるよう4つのコースを用意致しました。また、就職に興味のある学生の方を対象とした相談コーナーを開設しました。全ての講演・展示・公開・説明会を終えた後、夕刻からは社内食堂にて「懇親会」を行いました。ご来 場頂いた方々と親交を深めるとともに、研究内容についての議論も引き続き行われました。
 今回、大学等研究機関・一般企業・NTTグループの方々など180名を超える方々に参加頂き、お陰様を持ちまして、盛況のうちに終了することができました。ご来場頂きました方々には、心より感謝申し上げます。ポスター展示、ラボツアーの際やアンケートでお寄せ頂きました様々なご意見は次回のサイエンスプラザに活かしていきたいと思います。

 

 

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