第6回アドバイザリボード(2010年度)
 

 2011年2月14日から16日の3日間、NTT物性科学基礎研究所アドバイザリボードを開催しました。このボードは、外部の研究者によって研究成果ならびに研究計画を客観的に評価していただき、今後の研究マネジメントに反映させるために設置されました。最初の会議は2001年に開催され、その後は約2年ごとに開催され、今回で第6回目となります。
 3日間の会議で、研究成果ならびに研究マネジメントに関し、貴重な提案と助言を頂きました。研究レベルは、以前と同様に世界的にハイレベルで、これを今後も維持し、成果をタイムリーに世界に向けて発信することが重要であるとのコメントを頂きました。また、人的リソース・研究予算の安定的な確保や、内外の研究協力の強化など、いくつかの改善点をご指摘頂きました。頂いた提言を、今後の研究所運営に積極的に活用していきます。
 今回のボードでも、若手研究者との食事会やポスターセッションを開催し、研究所のメンバとボードメンバとの意見交換の場を設けました。ボードメンバは、NTT物性科学基礎研究所研究者の研究に対する日ごろの姿勢を直接感じることができ、また研究所メンバは、著名な先生の研究に対する取り組み方を知ることができたとして好評でした。NTT物性科学基礎研究所およびNTT幹部との意見交換会では、内外の研究状況を鑑みた研究所運営について議論するよい機会となりました。次回の開催は、2年後を予定しております。


Board members Affiliation Research field
Prof. Abstreiter Walter Shottky Inst. 低次元半導体物理
Prof. Altshuler Columbia Univ. 凝縮系物理
Prof. Hänsch Max-Planck-Inst. 量子光学
Prof. Haroche Ecole Normale 量子光学
Prof. Jonson Göteborg Univ. 物性理論
Prof. Leggett Univ. Illinois 低温物性理論 
Prof. Mooij Delft Univ. Tech. 超伝導量子物理
Prof. Ryan Univ. Oxford ナノバイオ
Prof. von Klitzing Max-Planck-Inst. 半導体量子電子物性
 

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