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• CMCC研究会第1回シンポジウムセッションテーマ
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• 発表要旨
• 連絡先

• Computer：コンピュータがつくる情報世界の探索とその支援
  
  
  • 【人間】新垣紀子、野島久雄(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
    
    「電子メディア社会における人の情報探索プロセスの問題」
    
    人は身の回りにある多様な情報を適宜利用しながら生活をしている。日常場面 における情報の利用過程を、WWWにおける情報検索場面や現実場面における移 動における問題(方向音痴など)を例として取り上げることによって、人が日常 場面において陥る問題を考察するとともに、より使いやすい情報検索システム を構築していくために必要な人間側の特徴を検討する。
    
    
  • 【技術】原田昌紀(NTT未来ねっと研究所)
    
    「WWW検索エンジンの技術」
    
    WWW情報空間の中で人が目的の情報にたどり着くまでにどのような問題があり うるか、そしてその情報発見を支援するためにどのような技術的な援助があり うるか議論する。一例としてWWW検索エンジンをとりあげ、その歴史を振り返 り、それが解決してきた問題と、現在の課題、今後の展望について述べる。
    
    
• Communication：新しいメディアによるコミュニケーションの変貌
  
  
  • 【人間】無藤隆(お茶の水女子大学)
    
    「新しいメディアによる人間関係の変容：複数自己の成立の可能性」
    
    成人女性のメディア利用を題材として、インターネット、携帯電話等の新しい メディアの利用が自己の新しい面を引き出し、さらに自己の複数化を促す可能 性を検討する。主婦でインターネットを頻繁に利用する層が積極的に人間関係 を広げている様子、一般の主婦がメディアを利用することで新たな関係を見出 していること、女子学生が携帯電話・インターネット利用で関係を拡大してい る過程、等を提示したい。
    
    
  • 【技術】堂坂浩二(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
    
    「音声対話システムと人間の対話」
    
    音声対話システムとは、音声対話を通してユーザとの間で情報をやり取りしな がら、予約や情報検索などのタスクをユーザと共同で実施するコンピュータで ある。音声対話は、人が日常使っているコミュニケーション手段であり、音声 対話システムが実現できれば、人間にとって親しみやすいインタフェースが提 供できる。ここでは、まず、現状の様々な音声対話システムにおいて、システ ムと人間との対話がどのように設計されているのかについて述べ、その問題点 を示す。次に、人間のコミュニケーションの研究が、音声対話システムの開発 にどのように役立ってきたか、今後いっそう役立つためには、何が求められて いるのかについて論じる。
    
    
• Community：メディアによるコミュニティの成立過程とその支援
  
  
  • 【人間】柴内康文(同志社大学)
    
    「電子会議室のグループ・ダイナミックス」
    
    電子掲示板、電子会議室といったグループウェアは、何らかの関心を共有する人 々が互いに情報を出し合い、「社会」「コミュニティ」を形成できるメディアと して、以前から多くの研究の中心であった。コメントチェーンの構造などを用い て、発言者のネットワーク構造を析出するような分析もしばしば行われているが、 ここでは、複数の会議室間のネットワーク構造を検討することによって、ネット ワーク社会全体のダイナミックスに迫る試みを紹介する。
    
    
  • 【技術】桑原和宏,大黒毅,亀井剛次,吉田仙（NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
    
    「ソーシャルウェア：コンセプトと実践」
    
    「サイバー社会」におけるコミュニケーションやコミュニティ活動を支援する ためのソフトウェア基盤をわれわれは「ソーシャルウェア」とよび、研究をす すめている。ここでは、ソーシャルウェアの基本的な考え方を述べるとともに、 その一例として、サイバーコミュニティの形成支援を目的として開発した Community Organizerを紹介する。さらに、ソーシャルウェア実現においてエー ジェント技術がどのような役割を果すかについてもふれる。
    
    

NTTコミュニケーション科学基礎研究所 CMCC研究会事務局
E-mail: cmcc@rudolph.brl.ntt.co.jp