脳の情報処理メカニズムを理解するためには、ひとつひとつの神経細胞の活動を調べることが大切になります。 神経細胞が活動すると、様々な種類のタンパク質が関与して細胞内のイオン濃度が変化することが知られています。 本ツアーでは、こうしたタンパク質がある場所を光らせたり、イオン濃度の変化を光の明るさの変化として測定する 様子を、蛍光顕微鏡を用いてご紹介します。

 包絡線の中で400THzの超高周波（中心波長750nmの光波）電界の振動が２周期以下となる極短かつ振動位相が精密に制御された光パルスを発生できる高強度チタンサファイアレーザ増幅システムを構築しました。これを利用した極短波長光発生ならびに物質の超高速応答計測システムを紹介します。

 「ナノ」の世界を制御するためには、超微細な構造体を精度よく作製する技術が不可欠です。 そのためには、クリーンな環境下で、材料を精製、加工し、組み立てる必要があります。本ツアーでは、ナノ構造体作製の現場であるクリーンルームと、そこで使用されている様々な製造加工装置をご覧頂きます。また、これらの装置を駆使して作製される単電子デバイスや、３次元ナノ構造体等に関して説明を行います。

このツアーは物性科学基礎研究所、及び、マイクロシステムインテグレーション研究所、フォトニクス研究所を巡るツアーとなっております。物性科学基礎研究所のツアーについては一般の方向けのツアーと内容が重複しておりますので、一般向けツアーにもご参加をされる方は参加登録をされる際にご確認ください。誠に申し訳ございませんが、企業に在籍しておられる方の参加はお断り申し上げております。 このツアーにご参加いただけるのは学生、及び、当該学生の引率の先生とさせていただきます。参加を希望される学生の方は当日受付にて学生証をご呈示いただきます。このツアーへの参加を希望される場合は参加登録及び、当ツアーへの参加申込みが必要となります。