コースD:二つの研究所を巡るツアー (1)
担当研究所:フォトニクス研究所
所要時間:約40分
概略
 結晶で光を操る
~結晶成長から原理解明とその応用まで~

レンズや光ファイバといった構造物によらず、しかも、可動部なしで光を操ることのできるKTN結晶に関心が高まっています。NTTでは、難しとされていたKTNの大型結晶作製に成功すると共に、電流注入で屈折率のグラデーションが誘起されることを発見しました。これにより、2次元の光スキャナや可変焦点レンズなど、従来は難しかった機能を実現するなど、基礎から応用まで、ダイナミックな研究が続いています。ここでは、そのデバイスを生み出す結晶成長装置や、2次元の光スキャナや可変焦点レンズの実物などをご覧頂きます。
担当研究所:フォトニクス研究所

次世代ブロードバンド光通信のハードウェアを創る
~10Gbps級ネットワーク用LSI設計技術~

NTTでは、次世代ブロードバンド光通信(10G-EPON)の核となる10Gbps級LSI技術を研究開発しています。10G-EPONの実用化で、光回線が従来の10倍に高速化され、IP-TV、高精細映像配信、遠隔会議等の様々な高速通信サービスの実現が期待されます。本ツアーでは、10G-EPON方式のアクセスシステムに使用する局内用(OLT)・宅内用(ONU)端末のキーとなる制御LSIの研究開発と、世界に先駆けて開発に成功した局内・宅内間の1対多で不連続な高速バーストデータを瞬時同期受信可能な10G-EPON用光バースト受信器の研究開発について説明します。
担当研究所:マイクロシステムインテグレーション研究所