コースE:二つの研究所を巡るツアー (2)
担当研究所:フォトニクス研究所
所要時間:約40分
概略
「導く、繋ぐ」で光通信を支える

光の通信技術は日々進歩し、いまや1本の光ファイバで1Tb/s(テラビット)もの情報を伝える時代になっています。そのような光通信も、その基盤となるのは、光を「導き、繋ぐ」技術です。光を「導き、繋ぐ」と一口でいっても、光の波としての性質を余すことなく活用し、光の接続に必要とされる1/1000ミリといった超高精度の位置合わせを実現するには、様々な技術が必要となります。ここでは、実際のデバイスに触れて頂きながら、NTTから生まれたガラスを使った平面光波回路や最新の光コネクタ技術をご覧頂きます。
担当研究所:フォトニクス研究所

超高周波を自在に使う
~120GHz帯無線伝送技術~

100GHzを超える電磁波帯は産業的に未開拓ですが、超高速無線伝送、イメージング、分光による物質の同定などの応用が期待されています。NTTは100GHzを超える周波数帯を開拓して、将来の放送や通信用途に使う超高速無線伝送技術の開発に挑戦しています。既に、120GHz帯電磁波を用いた無線機の開発を進めており、無線LANの約200倍となる10Gbit/sの無線伝送に世界に先駆けて成功しています。ここでは、超高周波測定に使用する実験装置やデバイス、回路からシステムに至るまでの120GHz帯無線技術についてご覧頂きます。
担当研究所:マイクロシステムインテグレーション研究所