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アト秒パルスのスペクトル分布。(a)炭素フィルタ透過後、 (b)炭素とホウ素フィルタ透過後。 |
フーリエ変換限界パルス幅 |
我々は、世界最小の基本波レーザエネルギー(247 µJ)から、光子エネルギー284 eV(波長:4.4 nm)領域のアト秒パルス発生に成功した。アト秒とは、100兆分の1秒(10-18秒)を指し、世界最短のパルスレーザ光源である。284 eV領域のアト秒パルス光源は、炭素元素のK殻電子を直接励起できる波長であるため、応用として生体分子を生きたまま観測できる期待がある。(43ページ)