ナノスケールデバイスにおける核スピンのコヒーレント制御

半導体ポイントコンタクトデバイスを用いて核スピンの量子コヒーレント制御を実現した。図は左から実験に用いた半導体チップ、中に作り込まれたナノデバイスの概略図、AsのNMR共鳴周波数付近で測定されたナノデバイスの抵抗変化のカラープロットを示している。Asに典型的な4つに分裂した核スピン状態間で、様々な量子遷移がきわめて正確に制御され、明瞭なコヒーレント振動が観測されている(36ページ)。


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