サイエンスプラザ2009

 2009年11月27日(金)にNTT厚木研究開発センタにおいて、“ナノサイエンスが拓く量子の世界”と題した物性科学基礎研究所の公開イベント「サイエンスプラザ2009」を開催しました。本イベントは、研究所の最新の研究成果について内外の方々に広く紹介するとともに、皆様との有意義な議論の場とすることを目的としています。
 講堂において行われた講演会の午前の部では、横浜所長による開会の挨拶、各研究部長による研究方針と展示ポスターの概要の説明に続き、量子固体物性研究グループリーダの村木康二特別研究員によるシンポジウム講演会「半導体ナノ構造における電子相関〜電子から本来のチームプレーを引き出す〜」を行いました。午後の部では、東京工業大学教授細野秀雄先生に「材料探求の醍醐味〜宝の山を目指して〜」と題した特別講演を行って頂きました。講演後には熱心な質問が多数寄せられていました。
 ポスター展示では、マイクロシステムインテグレーション研究所による6件と、フォトニクス研究所の7件を含めました、計44件の最新の研究成果について、研究の概要からそのオリジナリティやインパクト、今後の展望などを詳しく紹介しました。具体的な研究内容に関しても談論風発し、多くの貴重なご意見を頂くことが出来ました。毎年大変好評の「ラボツアー」については、できるだけ多くの方に参加して頂けるよう5つのコースを用意致しました。また、就職に興味のある学生の方を対象とした相談コーナーを開設しました。全ての講演・展示・公開・説明会を終えた後、夕刻からは社内食堂にて「懇親会」を行いました。ご来場頂いた方々と親交を深めるとともに、研究内容についての議論も引き続き行われました。
 今回、大学等研究機関・一般企業・NTTグループのなど224名の方々にご参加頂き、お陰様を持ちまして、盛況のうちに終了することが出来ました。ご来場頂きました方々には、心より感謝申し上げます。ポスター展示、ラボツアーの際やアンケートでお寄せ頂きました様々なご意見は次回のサイエンスプラザに活かしていきたいと思います。

 

 

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