サイエンスプラザ2010

 2010年11月25日(木)にNTT厚木研究開発センタにおいて、“未来への扉を開くフロンティアサイエンス”と題したNTT物性科学基礎研究所の公開イベント「サイエンスプラザ2010」を開催しました。本イベントは、研究所の最新の研究成果について内外の方々に広く紹介するとともに、皆様との有意義な議論の場とすることを目的としています。
 講堂において行われた講演会の午前の部では、横浜所長による開会の挨拶、NTT物性科学基礎研究所各研究部長およびマイクロシステムインテグレーション研究所・フォトニクス研究所・コミュニケーション科学研究所各研究企画部長による研究方針と展示ポスターの概要の説明に続き、機能物質科学研究部の谷保芳孝特別研究員によるシンポジウム講演会「窒化物半導体による遠紫外発光ダイオード〜新規半導体の物性制御とデバイス応用に向けて〜」を行いました。午後の部では、東京工業大学理事・副学長 伊澤達夫先生に「光ファイバ通信とガラスの科学」と題した特別講演を行って頂きました。講演後には熱心な質問が多数寄せられていました。
 ポスター展示では、マイクロシステムインテグレーション研究所の6件、フォトニクス研究所の8件、コミュニケーション科学研究所の2件を含め、計45件の最新の研究成果について紹介しました。研究の概要から、そのオリジナリティやインパクト、今後の展望を詳しく説明するとともに、研究内容についてかなり突っ込んだ議論も行われ、多くの貴重なご意見を頂きました。毎年大変好評の「ラボツアー」については、学生・一般の方を含めできるだけ多くの方に参加して頂けるよう7つのコースを用意致しました。また、就職に興味のある学生の方を対象とした相談コーナーを開設しました。全ての講演・展示・公開・説明会を終えた後、夕刻からは社内食堂にて「懇親会」を行いました。ご来場頂いた方々と親交を深めるとともに、研究内容についての議論も引き続き行われました。
 今回、大学等研究機関・一般企業・NTTグループなど242名の方々にご参加頂き、お陰様を持ちまして、盛況のうちに終了する事が出来ました。ご来場頂きました方々には、心より感謝申し上げます。ポスター展示、ラボツアーの際やアンケートでお寄せ頂きました様々なご意見は次回のサイエンスプラザに活かしていきたいと思います。

 

 

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