サイエンスプラザ2016
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各ツアーとも全て定員制となっております。受付・集合場所は1階受付前です。

各ツアーには若干ではございますが当日券をご用意しております。先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。詳しくは当日、現地にてお問合せください。

ご注意いただきたいこと
  • 弊社研究所の実験室の中には強い磁場や高周波を発生させる装置もございます。心臓ペースメーカー等の埋め込み型医療機器に影響を及ぼす恐れがございますので、ご注意ください。
  • 撮影、録音についてはご遠慮ください。
  • 見学スペースの関係上、お荷物は事前にクロークにお預けいただきますようお願い致します。
  • 見学場所によってはお履き物を、スリッパなどに履き替えてご入室いただく場合がございます。
  • 当日は混雑が予想されますので、開始時間の5分前までに受付までお越しください。
  • ツアー1と2は見学場所がクリーンルーム内となるため、使い捨ての無塵服を着用していただきます。こちらの注意事項をご覧ください。
  • 誠に申し訳ございませんが、ツアー2と3は学生限定ラボツアーのため、現在学生の方のみご参加いただけます。 また、当日学生証をご持参頂く必要がございます。あらかじめご了承ください。
一般向けツアー » ツアー1
電子1個を操るナノデバイス作製技術 -クリーンルーム見学-
ツアー1:電子1個を操るナノデバイス作製技術 -クリーンルーム見学-
担当グループ
物性科学基礎研究所 » 量子電子物性研究部
所要時間
約50分 (移動時間を含みます)

開始時間が 12:40~ と 14:10~ の計2回ございます

普段我々がよく使っているスマートフォンやパソコンは、シリコンのトランジスタで構成されています。最先端のトランジスタではおよそ10万個の電子を使いデジタル信号を処理しておりますが、本ツアーでは電子たった1個を操り検出することの出来る究極のナノデバイスについて紹介します。電子1個を制御するためには、超微細な構造体を精度よく作製する技術が不可欠です。そのためには、クリーンな環境下で材料を精製、加工、デバイスを組み立てる必要があります。本ツアーを通し、ナノ構造体作製の現場であるクリーンルームと、そこで使用されている様々な製造加工装置をご覧頂くとともに、これらの装置を駆使して作製される電子1個を操るデバイスや関連するナノ構造に関して説明を行います。

※2・・・クリーンルーム入室時には、チリやホコリの飛散を防ぐために頭から足までを覆う無塵服を着用いただきます。スカート等、無塵服の着用が難しい服装の方のご入室はご遠慮いただく場合がございます。また、靴を専用のものに履き替えていただく場合がございます。こちらの注意事項をご覧ください。

学生限定ツアー » ツアー2
クリーンルーム体験
ツアー2:クリーンルーム見学
担当グループ
先端集積デバイス研究所 » 機能材料研究部
所要時間
約50分 (移動時間を含みます)
開始時間が 12:40~ と 14:10~ の計2回ございます

通信の高速化・大容量化は日進月歩で進歩していますが、さらなる高みへの要望は留まることがありません。 最先端のデバイスの研究・開発は、そんな要望の基盤を支えると共に、革新的な飛躍をもたらす研究分野として期待されています。 我々は、将来の高速大容量通信を支えるキーデバイスである高性能フォトダイオード/レーザー等の光回路や、超高速トランジスタの開発を進めています。 これらの半導体デバイスの作製には、「クリーンルーム」と呼ばれる空気中の浮遊微粒子の少ない非常に清浄な環境が必要になります。本ツアーでは、クリーンルームに入室いただき最先端の研究開発の現場を体感していただきます。

※本ツアーは、学生の方のみにご参加を限定させていただきます。

学生限定ツアー » ツアー3
大容量光通信を支える光送受信デバイス ~製造プロセスから評価系まで~
ツアー3:光通信デバイスの統合評価環境の紹介
担当グループ
デバイスイノベーションセンタ » フォトニックネットワークデバイスプロジェクト
所要時間
約50分 (移動時間を含みます)
開始時間が 12:40~ と 14:10~ の計2回ございます

現在の情報通信社会は、光通信技術により支えられています。IoTや高精細映像(4K, 8K)の登場により、世界中で伝送されるデータは今後も益々増大していくので、いかに“光”に大容量のデータを乗せて伝送するか、日々研究・開発を行っています。 我々は現在、光の“波”としての特徴である、波長、振幅、位相、偏光方向の全てを精密に制御し、 シャノンの情報理論とハイゼンベルグの不確定原理から導かれる通信限界に挑み、極限の大容量データ通信の実現を目指しています。 このツアーでは、通信用光デバイスの心臓部を生み出すクリーンルームと、 組み立てた光デバイスの評価を行う実験室を見学頂き、最新の光伝送技術であるデジタルコヒーレント伝送技術の紹介を致します。

※本ツアーは、学生の方のみにご参加を限定させていただきます。

一般向けツアー » ツアー4
ウェアラブル生体センシングデバイス
ツアー4:ウェアラブル生体センシングデバイス
担当グループ
デバイスイノベーションセンタ » ライフアシストプロジェクト
所要時間
約50分 (移動時間を含みます)
開始時間が 13:10、14:40 の計2回ございます

我々は、ヘルスケア・医療などの分野で新しいICTサービスをはぐくむ“種”について、研究・開発を行っています。中でも、我々が力を注いでおりますのが、身に着けながら生体情報を取得できるウェアラブルデバイスです。近い将来、これらのウェアラブルデバイスとスマートフォンなどのICT機器が連携し、新しいカタチの健康・医療サービスが、皆様にとって、とても身近なものになっているはずです。本ツアーでは、機能性素材hitoe®を利用して作られた、着るだけで心拍や心電位を取得することのできるシャツ型の心拍センサと、常時携帯可能なレーザー血流計、の2つのウェアラブルデバイスをご紹介いたします。

一般向けツアー » ツアー5
ぶるなび
ツアー5:ぶるなび
担当グループ
デバイスイノベーションセンタ » ライフアシストプロジェクト
所要時間
所要時間
約50分 (移動時間を含みます)
開始時間が 13:10、14:40 の計2回ございます

「ぶるなび」は、特殊な振動により引っ張られたり押されたりされるような感覚(牽引錯覚)を提示できる、人の知覚特性の研究から生まれた力覚・触覚インタフェースです。我々は振動デバイスの小型化のみならず、引っ張る力の大きさや方向を素早く連続的に変えていく技術も研究開発し、さらに豊かな力覚提示に成功しました。これにより従来提案してきたナビゲーションに加え、ゲームやモバイル環境へも応用にも幅を広げることがでます。「視覚」「聴覚」に加え、第3のコミュニケーション情報を与える革新的な力覚呈示デバイスとして、新たなコミュニケーションチャンネルを切り開き、様々な応用を目指します。

一般向けツアー » ツアー6
結晶成長が拓く究極のマテリアルデザイン
ツアー6:結晶成長が拓く究極のマテリアルデザイン
担当グループ
物性科学基礎研究所 » 機能物質科学研究部
所要時間
所要時間
約50分 (移動時間を含みます)
開始時間が 13:10、14:40 の計2回ございます

薄膜成長を用いた新規材料開発は、より高速かつ大容量の通信を実現するためのデバイス開発の基礎であるとともに、デバイス性能に飛躍的な向上をもたらす可能性を秘めた研究分野として期待されています。そこで我々は独自の結晶成長技術を用いて、現在使われている半導体よりも優れた物性を有する窒化物半導体の成長や、より高い超伝導転移温度を有する新規の酸化物超伝導材料の探索を行っています。本ツアーでは新規材料開発で用いられる様々な装置 ― 高精度結晶成長装置、材料評価装置などをご覧頂きながら、新規材料として注目されている窒化ホウ素半導体や銅酸化物高温超伝導体を例に、最先端の物質設計の技術に触れていただきたいと思います。

一般向けツアー » ツアー7
光集積回路を目指したナノフォトニクス技術
ツアー7:光集積回路を目指したナノフォトニクス技術~
担当グループ
物性科学基礎研究所 » 量子光物性研究部
所要時間
所要時間
約50分 (移動時間を含みます)
開始時間が 13:40、15:10 の計2回ございます

世の中に広く普及している光ファイバ伝送通信をはじめとして、光技術は既にインターネット環境に不可欠な技術に成長しました。一方で、我々が研究を進めているナノフォトニクスと呼ばれる微細な光デバイス技術は、コンピューティング向けのプロセッサやネットワークチップなどに応用することが期待されており、光の役割を「伝送」だけでなく「演算処理」へと拡大する可能性を秘めています。そのような目標のもと、フォトニック結晶と呼ばれるナノ構造を利用して、光スイッチ・光メモリ・光送受信器など超小型で低消費電力の光デバイスを実現してきました。本ツアーでは、これらのナノ構造光デバイスの多彩な実現方法について紹介し、また、光学実験装置やデモンストレーションをご見学頂きます。

一般向けツアー » ツアー8
採血不要の血液成分センシング
ツアー8:採血不要の血液成分分析システムへの挑戦
担当グループ
先端集積デバイス研究所 » ソーシャルデバイス基盤研究部
所要時間
約50分 (移動時間を含みます)
開始時間が 13:40、15:10 の計2回ございます

スマートフォンなどの普及によりモバイルICT機器と生体情報センサとが連携した健康管理情報サービスが身近になってきています。私たちは、新しい医療ICTサービスを創る革新的なセンシング技術の研究開発を行っています。他にはない生体情報の提供とユーザビリティの向上に向けて、光・音・電気の計測技術を応用した、血を採らずとも血液情報を取得できる非侵襲血液分析システムに挑戦しています。本ツアーでは、体に装着するだけで血糖値を取得することを目的としたセンサシステムの概要をご覧いただきます。

一般向けツアー » ツアー9
テラヘルツイメージングを用いた非破壊検査
ツアー9:テラヘルツイメージングを用いた非破壊検査
担当グループ
先端集積デバイス研究所 » 光電子融合研究部
所要時間
約50分 (移動時間を含みます)
開始時間が 13:40、15:10 の計2回ございます

テラヘルツ波は電波と光の間に位置する電磁波の一種です。その発生や制御は難しく、つい最近まで産業的にあまり利用されてこなかった電磁波です。一方でテラヘルツ波は紙やプラスチック等に対する高い透過力やミリメートル級の高い空間分解能を持っているため様々な非破壊検査への応用が期待されています。我々はテラヘルツ波を用いて従来では“見えなかった”ものを“見える”ようにすることを目指しています。本ツアーでは、従来X線等では発見できなかった食品内異物を発見できるテラヘルツイメージング技術についてご紹介致します。またイメージングの実験をご見学頂けると共に、実際のサンプルを用いたリアルタイムな透過テストをお試し頂けます。

一般向けツアー » ツアー10
音声韻律分析
ツアー10:コースH:音声韻律分析
担当グループ
コミュニケーション科学基礎研究所 » メディア情報研究部
所要時間
約50分 (移動時間を含みます)
開始時間が 13:40、15:10 の計2回ございます

音声は抑揚(声の高さの変化)のつけ方によって大きく異なる印象の話し方になります。本展示では、ある話者の抑揚を変えたり、他の話者のものと「混ぜる」ことによって、本人の声色は変えずに話し方だけを変えることができる高品質音声変換技術を紹介します。声の高さに相当する基本周波数(F0)パターンは声帯に張力を与える甲状軟骨の運動によって生み出されています。本技術では、甲状軟骨に加わる力そのものを変換または合成して音声を生成するので、変換音声の自然性がいつも保たれる点がポイントです。映画やアニメの俳優・声優の話し方を自分好みに変換したり、喉頭摘出者の無喉頭音声に抑揚を付与したり、非母語話者の音声の抑揚を母語話者風に付け替えたりできる音声処理技術への応用が期待されます。