フォトニックナノ構造研究グループ

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小野真証研究員の論文が Nature Photonics 2020年1月号の表紙に掲載されました。(2020.1)

「グラフェンと光ナノ導波路で超高速・低消費エネルギーの 全光スイッチングを実現」

フォトニックナノ構造

我々は、光の波長以下の人工構造(フォトニック結晶に代表されるフォトニックナノ構造)を作製して、物質の光学的性質を自由に制御することを目指しています。

フォトニック結晶

フォトニック結晶は光の波長と同程度の構造からなる人工的な周期構造で、エレクトロニクスの分野において広く利用されている電子のバンド構造と同様に、光に対するバンド構造を有します。 特に注目すべきは、このバンド中にはフォトニックバンドギャップと呼ばれる光が存在できない周波数領域があるという点です。 このフォトニックバンドギャップを利用すれば光を効率的に閉じ込めることができ、結晶の欠陥を利用してフォトニック結晶中に導波路や共振器の働きをする構造を作製することができます。我々は実際に実験を通じてこれらの現象を確認してきました。このようにフォトニック結晶を用いれば光の波長の数倍程度の大きさで光を制御することができるため、将来の光集積回路の実現に向けて有望な技術であると信じています。

微細構造作製技術

 

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