サイエンスプラザ2012


 2012年12月14日(金)にNTT厚木研究開発センタにおいて、“未来への扉を開くフロンティアサイエンス”と題したNTT物性科学基礎研究所の公開イベント「サイエンスプラザ2012」を開催しました。本イベントは、研究所の最新の研究成果について内外の方々に広く紹介するとともに、皆様との有意義な議論の場とすることを目的としています。
 講堂において行われた講演会の午前の部では、牧本所長による開会の挨拶、NTT物性科学基礎研究所各研究部長、ナノフォトニクスセンタ長、マイクロシステムインテグレーション研究所・フォトニクス研究所・コミュニケーション科学基礎研究所・環境エネルギー研究所各研究企画部長による研究方針と展示ポスターの概要の説明に続き、量子電子物性研究部の齊藤志郎特別研究員によるシンポジウム講演会「超伝導を用いた量子情報処理 〜超伝導量子ビット用の量子メモリの開発〜」を行いました。午後の部では、独立行政法人・科学技術振興機構・顧問 北澤宏一先生に「世界の再生可能エネルギー」と題した特別講演を行って頂きました。講演後には活発な質疑応答もありました。
 ポスター展示では、マイクロシステムインテグレーション研究所9件、フォトニクス研究所8件、コミュニケーション科学基礎研究所2件、環境エネルギー研究所2件を含め、計52件の最新研究成果について紹介しました。研究の概要から、そのオリジナリティやインパクト、今後の展望を詳しく説明するとともに、研究内容について「かなり突っ込んだ」議論も行われ、多くの貴重なご意見を頂きました。毎年好評の「ラボツアー」については、学生・一般の方を含めできるだけ多くの方に参加して頂けるよう9つのコースを用意致しました。また、就職に興味のある学生の方を対象とした相談コーナーを開設しました。全ての講演・展示・公開・説明会を終えた後、夕刻からは社内食堂にて「懇親会」を行いました。ご来場頂いた方々と親交を深めるとともに、研究内容についての議論も引き続き行われました。
 今回、大学等研究機関・一般企業・NTTグループ等から179名の方々にご参加頂き、お陰様を持ちまして、盛況のうちに終了することができました。ご来場頂きました方々には、心より感謝申し上げます。ポスター展示、ラボツアーの際やアンケートでお寄せ頂きました様々なご意見は次回のサイエンスプラザに活かしていきたいと思います。


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