11月21日(金) NTT厚木研究開発センタ 入場無料
ごあいさつ サイエンスプラザ2014 -未来への扉を開くフロンティアサイエンス-
プログラム
ポスター展示
ラボツアー
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アクセス

 平素より私どもの研究活動に対し格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。  来たる2014年11月21日(金)に『サイエンスプラザ2014』を開催致しますので、ご案内申し上げます。

 NTT物性科学基礎研究所では、ネットワーク技術の壁を越える新原理・新コンセプトの創出と、未来のイノベーションにつながる基礎技術の開拓をミッションとして、日々、研究活動を進めております。今回の『サイエンスプラザ2014』におきましては、私どもの最新の研究成果に加え、弊社デバイスイノベーションセンタ、先端集積デバイス研究所、コミュニケーション科学基礎研究所で進めている最先端の研究成果について、講演会、ポスター展示、ラボツアーを通じて皆様に紹介させて頂きます。また、ポスター展示では、ご協力いただいている共同研究先の大学・研究機関からの発表もございます。

 また、今回は、東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 教授であり、理化学研究所 香取量子計測研究室 主任研究員でいらっしゃる、香取 秀俊 先生をお招きして、『光格子時計が浮き彫りにする相対論的な時空』と題した特別講演をお願いしております。香取先生は、300億年に1秒しか狂わない、世界最高精度の「光格子時計」と呼ばれる原子時計を考案・実証された方として知られております。この時計の源流とも言える原子スペクトル計測の極限的精度の追求は、量子力学の誕生や現代の物理学の発展に大きく貢献してきました。先生のご講演では、2台の超高精度・光格子時計を用いて重力ポテンシャルの違いを測定する「相対論的測地」の実証実験や異種原子の高精度比較による物理定数の恒常性の検証など、次世代の時計の姿を展望していただきます。

 当日は多くの方々にお越し頂きまして御討論頂けますよう、所員一同準備を進めております。ご多用の折とは存じますが、何卒ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

NTT物性科学基礎研究所 所長
寒川 哲臣 (そうがわ てつおみ)