
会場案内図を当日受付にて配布いたします。
各ツアーとも各回30分で計5回実施いたします。(当日先着順:定員になり次第締め切らせていただきます)
午前の部 | 1回目 | 11:30 | 〜 | 12:00 |
2回目 | 12:00 | 〜 | 12:30 |
午後の部 | 3回目 | 13:30 | 〜 | 14:00 |
4回目 | 14:00 | 〜 | 14:30 | |
5回目 | 14:30 | 〜 | 15:00 |
ラボツアー1:極限状態における量子素子の評価
ラボツアー2:ナノバイオ
ラボツアー3:量子もつれ光子を使った絶対安全な通信を目指して
ラボツアー4:集束イオンビーム装置による加工・観察

担当グループ:スピントロニクス研究グループ
ナノテクノロジーにより作製された量子素子において、様々な量子現象を観測するためには、量子素子をとりまく外部環境からの影響を取り除く必要があります。特に、熱揺らぎによる実験系の擾乱を押さえることが重要であり、このためにはミリケルビンという極低温環境が要求されます。
本ツアーでは、極低温環境を作り出す冷凍機の原理を説明すると共に、量子素子の評価に用いられている超伝導磁石や高周波測定法などについて量子素子を交えて説明をおこないます。

担当グループ:分子生体機能研究グループ
タンパク質をはじめとする生体分子の機能発現には、分子の構造変化が深く関与しています。したがって、ナノテクノロジーとバイオテクノロジーを融合した新規バイオナノデバイスを実現するにあたり、分子個々の構造情報を捉え、それを機能制御に結び付けることは重要な課題となっています。
我々は、溶液中で高速イメージング(数コマ/秒)の可能な原子間力顕微鏡(AFM)を用いて、生体分子が"機能した状態"の観察をとおして、そのメカニズム解明を目指しています。
本ツアーでは、細胞膜を構成する脂質二分子膜の動的観察のデモをご覧いただきます。

担当グループ: 量子光制御研究グループ
量子もつれ光子対とは、2光子に古典論では説明できない相関が存在する状態で あり、量子力学の不可解さを示す例としてしばしば用いられてきました。現在では、
量子暗号をはじめとする量子通信を実現するための重要な要素技術として盛んに研究 されています。
本ツアーでは、NTTにおける光通信波長帯量子もつれ光子対発生技術、 およびそれを用いた量子暗号実験、量子干渉実験を紹介し、光ファイバを用いた量子相関光子対発生のデモをご覧いただきます

担当グループ: NTT-AT (NTTアドバンステクノロジ)
集束イオンビーム(FIB)に走査電子顕微鏡(SEM)を組み合わせた複合装置で、微細加工やTEM観察用薄片化試料作製が可能です。