NTT物性科学基礎研究所

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2007年05月31日

世界最長,量子暗号鍵を200kmの長距離光ファイバー上で配送することに成功

-世界最速10GHzクロック周波数の超高速量子暗号システムで実現-

 NTT物性科学基礎研究所(以下NTT物性研)は、国立情報学研究所(以下NII)スタンフォード分室およびNational Institute of Standards and Technology(以下NIST)と共同で、世界最速10GHzクロック周波数の量子暗号システムを開発し、単一光子レベルの光を用いた量子鍵を200kmの長距離光ファイバー上で配送することに成功しました。

この成果は、NTT物性研とNIIスタンフォード分室が開発した高クロック周波数対応の差動位相シフト量子鍵配送技術と、NISTが開発した超高感度・高時間分解を有する超伝導単一光子検出器を組み合わせることで実現したもので、盗聴が絶対に不可能な究極的に安全・安心な長距離通信ネットワークを実現するための重要な基本技術として期待されています。この成果は、英国科学誌Nature Photonicsに6月1日付で掲載されます。NTTは、この研究を情報通信研究機構の委託研究「量子暗号の 実用化のための研究開発」の一環として実施しました。

ニュースリリース
量子光制御研究グループ


(SSPD: 超伝導単一光子検出器)

003_02.jpg
□, ■:今回の結果
△, ▲:100 kmにおける安全鍵生成率の従来記録
(塗りつぶしはファイバー伝送実験結果、白抜きは光減衰器での模擬伝送実験結果)