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2次元系における量子多体効果に興味を持って研究している。 特に、抵抗検出を利用した高感度核磁気共鳴を用いた量子ホール系におけるスピン状態測定を行っている。 また、最近ではグラフェン、GaAs/AlGaAs系におけるプラズモン伝導を時間分解電気伝導測定を用いて調べている。


  • グラフェン、GaAs/AlGaAs系におけるプラズモン伝導

  • 量子ホール効果

  • 2層系ν=1量子ホール状態

  • 2層系ν=2量子ホール状態
    clear
    • NMR Evidence for Spin Canting in a Bilayer nu=2 Quantum Hall System
      N. Kumada, K. Muraki, and Y. Hirayama
      Phys. Rev. Lett. 99, 076805 (2007).
    Abstract--
    2層系ν=2量子ホール状態において、電子スピン状態を抵抗検出NMRを用いて測定した。 その結果、様々な磁性状態によるスピン配置を明らかにした。 特に、傾角反強磁性状態が実現していると考えられている領域において、確かにスピンが傾いていることを示した。
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    • Low-Frequency Spin Dynamics in a Canted Antiferromagnet
      N. Kumada, K. Muraki, and Y. Hirayama
      Science 313, 329 (2006). [full text]
    Abstract--
    2層量子ホール系において核スピン緩和測定により低周波スピン揺らぎを測定した。 その結果、面内回転対称性が自発的に破れている系において、低温極限においても揺らぎが凍らないことを示した。
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    • Doubly enhanced skyrmions in nu=2 bilayer quantum Hall states
      N. Kumada, A. Sawada, E. F. Ezawa, H. Azuhata, S. Nagahama, K. Muraki, T. Saku, and Y. Hirayama
      J. Phys. Soc. Jpn. 69, 3178 (2000).
    Abstract--
    2層系ν=2量子ホール状態と1層系ν=1量子ホール状態におけるスカーミオン励起を比較した。 スカーミオンにおけるスピン反転数の違いは2層間の交換相互作用によるものである。

  • 2層系ν=2/3量子ホール状態

  • 半導体中核スピン制御

  • その他のテーマ