サイエンスプラザ2012  - 未来への扉を開くフロンティアサイエンス -
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各ツアーとも全て定員制となっております。受付場所は1号館1階です。
一般向けコース(A~E)は当日現地でのお申し込みも可能ですが、先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。混雑が予想されるため、なるべく事前予約をお願いいたします。なお、学生限定コース(F~I)は事前予約のみとさせていただきます。

ご注意いただきたいこと
  • ※ペースメーカー等を装着していらっしゃる方へのご案内
    ツアーコース(コースD,Eを除く)の実験室には強い磁場や高周波を発生させる装置があるため、ペースメーカなどの医療機器に悪影響を及ぼす恐れがあります。
  • 撮影、録音についてはご遠慮ください。
  • 見学スペースの関係上、お荷物は事前にクロークにお預けいただきますようお願い致します。
  • 当日は混雑が予想されますので、開始時間の5分前までに受付までお越しください。
  • コースCのラボツアーは見学場所がクリーンルーム内となるため、使い捨ての無塵服を着用していただきます。こちらの注意事項をご覧ください。
  • 誠に申し訳ございませんが、コースF~Iの学生限定ラボツアーにつきましては現在学生の方のみご参加いただけます。あらかじめご了承ください。

タイムテーブル

ラボツアータイムテーブル コースA コースB コースC コースD コースE コースF コースG コースHコースI

各ツアー詳細

一般向けツアー » コースA
シリコンナノフォトニクスを用いた量子情報処理
コースA:シリコンナノフォトニクスを用いた量子情報処理
担当グループ
物性科学基礎研究所»量子光物性研究部»量子光制御研究グループ
所要時間
所要時間 約40分 (13:30、 14:20、15:10 の計3回ございます)
量子暗号通信をはじめとする量子情報処理技術の実現のためには、量子力学的な相関のある光子対の発生や、光子による他の光子の状態制御といった究極的な技術の確立が必要です。我々はNTTのシリコンナノフォトニクス技術を用い、これらの実現に向けた研究を行っています。本ツアーでは、シリコン細線導波路を用いた全集積型偏光量子もつれ光源や、シリコンプラットフォームとしては世界最高の光学非線形性を誇るシリコンフォトニック結晶導波路といった最近の成果についてご紹介します。
一般向けツアー » コースB
原子の厚さの架け橋を作る・測る
コースB:原子の厚さの架け橋を作る・測る
担当グループ
物性科学基礎研究所»機能物質科学研究部»低次元構造研究グループ
所要時間
所要時間 約40分 (13:30、 14:20、15:10 の計3回ございます)
2004年に発見され、次世代エレクトロニクス材料の有力候補となっている、グラフェンは、原子層の厚さの炭素原子シートで、環境に非常に敏感です。そのため、グラフェンを置いた基板の影響でも特性が変わってしまいます。そこで、基板から浮かせた構造(架橋構造)を作製する方法について研究を進めています。本ツアーでは、この架橋構造作製に必要な大面積グラフェン作製法と加工方法をご説明し、できた架橋グラフェンの構造や特性を評価する様々な装置をご紹介します。
一般向けツアー » コースC
量子を操る半導体技術の最先端(クリーンルーム見学)
コースA:シリコンナノフォトニクスを用いた量子情報処理
担当グループ
物性科学基礎研究所»量子電子光物性研究部»量子固体物性研究グループナノ加工研究グループ
所要時間
所要時間 約40分 (13:30、 14:20、15:10 の計3回ございます)
最先端の情報技術では、量子効果が重要な役割を果たします。量子効果を活用するには、原子精度で精密に制御された半導体構造が必要です。本ツアーでは、量子構造製作に欠かせない半導体薄膜を、原子精度で精密に形成する装置と、原子を1つずつ並べて微細構造を組み立てる装置をご紹介します。
一般向けツアー » コースD
聞きたい音を聞く脳のメカニズムを探る
コースD:聞きたい音を聞く脳のメカニズムを探る
担当研究所
コミュニケーション科学基礎研究所»人間情報研究部»感覚共鳴研究グループ
所要時間
所要時間 約40分 (13:30、 14:20、15:10 の計3回ございます)
混在する音源のなかから聞きたい音を聞き取る「選択的聴取」は、日常生活での聞き取りに必須です。情報処理として難しいこの選択的聴取を、脳はどのような手掛かり、仕組みを使って達成しているのでしょうか? このツアーでは、私たちの聴覚実験室をご案内するとともに、選択的聴取のメカニズムを解明するための様々な手法による取り組みをご紹介いたします。
一般向けツアー » コースE
触感を感じる脳のメカニズムを探る ~皮膚から言語まで多層的な理解~
コースE:触質感の知覚メカニズムを探る - 皮膚から言語まで多層的な理解
担当研究所
コミュニケーション科学基礎研究所»人間情報研究部»感覚表現研究グループ
所要時間
所要時間 約40分 (13:30、 14:20、15:10 の計3回ございます)
人間は触覚を通して、衣類や電子機器、自分や他人の皮膚等、あらゆるものの質感を知覚しています。私たちは、このような触覚の情報処理メカニズムを皮膚の仕組みからその言語表現まで、多層的に理解することを目指しています。このツアーでは、私たちの取り組みを一部実際に体験していただきながらご紹介します。
学生限定ツアー » コースF
光線を操る ~光ビームスキャナと可変焦点レンズ~
コースG:光通信を支える光半導体デバイス~半導体プロセスからモジュール化まで~
担当研究所
フォトニクス研究所»先端光エレクトロニクス研究部
所要時間
所要時間 約40分 (13:50、 14:40 の計2回ございます)
光ビームスキャナとは、光線の向きを操る部品で、複写機など、様々な装置の部品として広く用いられてきました。一方、可変焦点レンズは、焦点の位置を電気的に変えることのできるレンズです。これら光線を操る光部品は、便利ですが、1 ms以下の高速で自在に動作させることができるものはありませんでした。NTTでは、KTNという、無色透明の単結晶を用い、従来の100倍以上の速度でうごく、光ビームスキャナと可変焦点レンズを開発しています。このツアーでは、これらの光部品をデモを交えて紹介します。
学生限定ツアー » コースG
光通信を支える光半導体デバイス ~半導体プロセスからモジュール化まで~
コースG:光通信を支える光半導体デバイス~半導体プロセスからモジュール化まで~
担当研究所
フォトニクス研究所»フォトニクスデバイス研究部
所要時間
所要時間 約40分 (13:50、 14:40 の計2回ございます)
NTTフォトニクス研究所では、光通信のさらなる大容量化のために超高速光通信用デバイスの研究を行っています。これらデバイスは半導体で出来ており、作製のためには不純物やごみを極力排除したクリーンルーム内が必須となっています。本ツアーでは、クリーンルームの見学、デバイスができるまでの作製工程の説明を通じて、どのようにして超高速光通信用デバイスができるかをご紹介します。
学生限定ツアー » コースH
次世代ブロードバンド光通信のハードウェアを創る ~10Gbps級ネットワーク用LSI設計技術~
コースH:次世代ブロードバンド光通信のハードウェアを創る ~10Gbps級ネットワーク用LSI設計技術~
担当研究所
マイクロシステインテグレーション研究所»ユビキタスインタフェース研究部
所要時間
所要時間 約40分 (13:50、 14:40 の計2回ございます)
NTTでは、次世代ブロードバンド光通信(10G-EPON)の核となる10Gbps級LSI技術を研究開発しています。10G-EPONの実用化で、光回線が従来の10倍に高速化され、IP-TV、高精細映像配信、遠隔会議等の様々な高速通信サービスの実現が期待されます。本ツアーでは、世界に先駆けて開発に成功した局内・宅内間の1対多で不連続な高速バーストデータを瞬時同期受信可能な10G-EPON用光バースト受信器の研究開発について説明します。
学生限定ツアー » コースI
電波で医薬分子を可視化する ~テラヘルツ化学イメージングによる水素結合の可視化技術~
コースI:電波で医薬分子を可視化する ~テラヘルツ化学イメージングによる水素結合の可視化技術~
担当研究所
マイクロシステインテグレーション研究所»スマートデバイス研究部
所要時間
所要時間 約40分 (13:50、 14:40 の計2回ございます)
テラヘルツ分光法は水素結合や水和結合、そのほか分子ネットワークに関する化学結合などに関して、分子間の相互作用の検出や同定を可能にします。最近の超短パルスレーザや光伝導アンテナなどのテラヘルツ部品の性能向上によって、テラヘルツ時間領域分光法(THz-TDS)の感度が向上し、テラヘルツ化学イメージング(TCI)が可能となってきました。THz-TDSおよびTCIの原理について説明し、アミノ酸を例に多成分の定量分析法、さらにその応用例として錠剤内の医薬品結晶多形の可視化技術について紹介します。